20251006第16回Oralsciencecafe日常の口腔ケア(歯磨きの方法や道具)について、唾液と感染症、介護現場での口腔ケアの課題について

全体要約(喋ラボ様のご協力により自動で生成しております)

日時:2025/10/06 19:00~

参加者:和泉逸平、Kanichi Seto、山下育己、Koichi Bando、ごりき 渡邉、Michio SHIKIMORI、おべ、雨宮 忍枝(あめみや しのえ)、Shohei KASUGAI 春日井昇平、奥羽大 山森徹雄

全体要約

本会は多職種・一般参加者を交えてオーラルケアを中心に知見交流を行う「カフェ型」の勉強会。今回はメンバー紹介、日常の口腔ケア・歯磨きの方法や道具、唾液と感染症、介護現場での口腔ケアの課題まで幅広く議論した。会の進行やテーマ募集・事前準備の方法にも意見が出て、次回は「嚥下障害(誤嚥)」を中心に議論を深める方針となった。また歩行や健康寿命など他領域との連携も話題に上った

オーラルサイエンスカフェの進行方法について

参加者の自己紹介・バックグラウンド紹介からスタート。一部初参加者有り
今後は事前に話題募集し、和泉逸平氏がテーマをまとめ、準備して進める案が提案された
幅広い職種や一般の参加者も含めたテーマ設定で、より多様な視点による会を継続へ
多職種連携(医療、介護現場、言語聴覚士など)の強化も重要テーマ

歯磨き・口腔ケアの基本と応用

歯ブラシ・補助清掃用具の選択方法や使い方について多数の専門家から実践・指導例
硬すぎない歯ブラシ、タフトブラシ、歯間ブラシ、電動歯ブラシなど状況に応じて推奨
歯間・隙間清掃にはサイズに合った歯間ブラシ、タフトブラシが効果的
歯磨き粉・洗口剤について
歯磨きそのものがケアの9割方であり、歯磨き粉・洗口剤は補助的役割
研磨剤が強すぎる製品(例:ザクトライオン)には注意。高価なものでなくても十分
年齢や歯の残存状況に応じて指導内容や使う道具が変わる
頻度や方法(力加減、回数、場所等)は個々の状態やリスクに応じて対応

口腔ケアと感染症(唾液・COVID-19等)

唾液は基本的に無菌であるが、分泌後口腔内で感染リスク有
高齢者・夜間の乾燥や口呼吸により衛生状態が悪化しやすく、口腔清掃が重要
嚥下時に唾液に含まれる菌が肺に入ることで誤嚥性肺炎のリスクが高まる
COVID-19初期から日本歯科医学界が口腔ケアを推奨し、医療機関での感染クラスター防止に大きな成果
唾液腺へのウイルス感染と体内・口腔内での動態について概要説明あり

介護・在宅現場での口腔ケア

介護施設・在宅ケア現場では口腔ケアの必要性認識はあるが、実際の実践が困難
ケアマネ指示に対して、効率的な方法や現場で役立つノウハウを求める声
認知症予防などへの効果も重視

口腔衛生と歴史・文化的背景

歯磨き習慣は古代エジプトや中国から伝来、日本では縄文時代は未実践との見解も
民族や時代による歯磨き方法(種木、用途など)の紹介・考察
遺跡・人骨事例から虫歯や口腔疾患の状況も共有

健康寿命と歩行・姿勢などの関連話題

介護・医療費削減には日常的な歩行や正しい姿勢も重要との問題提起
正しい歩き方・健康寿命の延伸にはどのような要素が関連か、専門家を交えて議論予定
生活習慣(歩行機能)の地域差(例:沖縄)なども話題

次回のテーマ

「嚥下障害(誤嚥)」について、医療・介護・ST(言語聴覚士)を交えて幅広く議論予定
口腔免疫についても興味が高まり、方向性次第でテーマ化を検討
歩行・人間工学・整形外科への領域拡大も希望
話題・質問は月末までに和泉逸平氏へメール、その内容を事前にシェア・会全体で下準備し、より議論が深まる体制を目指す

次回は11月3日(月)19:00~開催予定。

以上