20251103第17回Oralsciencecafe口腔ケア・摂食嚥下リハビリテーションの現状と事例報告、多職種連携の重要性について

全体要約(喋ラボ様のご協力により自動で生成しております)

日時:2025/11/03 19:00~

全体要約

本会では、口腔ケア・摂食嚥下リハビリテーションの現状と事例報告、多職種連携の重要性について活発な議論が交わされた。久坂先生による2症例の回復事例発表を通じ、機能評価や患者の意欲、家族・施設との連携の課題が明確となり、現場でのケア形態やシステム構築の実践的知見が共有された。来月以降は南東北病院の連携実践例紹介及び会合報告が予定されている。

オーラルサイエンスカフェの趣旨・進行について

口腔外科中心とするオーラルサイエンスカフェの活動運営と説明
本会は様々な分野・専門職が参加し、交流・知見の共有を目的とする
初参加者(けんもく先生、大町先生、久坂先生等)の自己紹介

前回の振り返りと本会のテーマ

前回(10月6日)は日常の口腔ケア、歯磨き方法、感染症、介護現場課題など議論
今回は「摂食嚥下障害」についてより深く取り上げる方針とし、久坂先生が症例報告

多職種連携と連携会・勉強会告知

11月20日 総合東京病院で多職種連携会(参加呼びかけ)
歯科と医科、福祉など職種横断の連携体制強化の必要性強調

経口摂取回復事例報告(久坂先生)

事例1:医療栄養中心から口からの食事回復を実現。患者の意欲と家族の希望が重要。多職種連携と施設支援の工夫が鍵
事例2:99歳の患者が意欲・家族協力で口腔機能改善。リハビリの効果と継続的な評価・支援の重要性
両例とも口から食べる意欲と本人中心のケアが回復の決め手
検査の数値と実際の回復にはギャップもあり、評価指標の実際的な使い方も課題

検査・評価・リハビリ技法と効果・課題

口腔機能低下症検査の具体的指標・解釈と課題
舌圧や口腔衛生の改善に向けたケア、パタカラ体操・アイユベ体操等リハビリ方法の効果検証
リハビリは患者の意欲・家族の協力・ケア環境が重要
義歯対応など技術的・心理的な配慮も必要

施設・家族・患者の希望の調整、現場の課題

施設規模や体制による食事形態・提供の限界
患者・家族・施設間の希望調整の難しさ、誤嚥性肺炎予防とのジレンマ
ケアの現場まで検査・診断の意義を伝える体制作りの重要性

システム構築と多職種連携の経験

多職種連携体制構築は7-8年、訪問診療14-15年の経過があり、医科との認識ギャップも課題
クラウド等情報共有システム導入で連携強化を推進
歯科の役割拡大の認知と、多職種連携の定着必要

質疑応答の概要

検査方法、リハビリ技法、患者の意欲・家族協力の影響、ケア費用・保険自己負担等
施設・在宅の違いによる連携方法や現場課題が共有された

次回予定・今後の取り組み

12月例会では南東北病院の多職種連携によるケア実践(森先生)、練馬医療多職種連携会報告、けんもく先生の説明等予定

次回は、12月1日(月)19:00~開催予定
 日程調整は事務局より後日連絡
 今後も医科・歯科・福祉等の広範連携と、現場課題の共有・実践強化を目指し活動を継続

その他・連絡事項

11月20日総合東京病院での勉強会は、現地・Web(ハイブリッド)対応検討中
連携・参加者拡大への呼びかけ

以上