20251201第18回 Oral Science Cafe摂食嚥下リハビリテーションの最新実践とその課題、AIを活用した医療インシデント報告システムの応用および、咀嚼・嚥下障害患者向けの新しいトレーニングデバイスの開発について

全体要約(喋ラボ様のご協力により自動で生成しております)

日時:2025/12/01 19:00~

参加者:Kanichi Seto / Toshiro SUGAI / 和泉逸平 / 889660(草川先生)/ Takashi Mori / Bando / 奥羽大 山森徹雄 / tomonori kenmoku / shinichi sasaki

全体要約

本会議では、摂食嚥下リハビリテーションの最新実践とその課題、AIを活用した医療インシデント報告システムの応用および、咀嚼・嚥下障害患者向けの新しいトレーニングデバイスの開発が詳述された。多職種連携による院内・在宅の課題と対策、高齢者や障害児のQOL向上施策など、多方面からの意見・技術交流が行われ、次回以降の連携強化と情報共有の重要性が確認された。

各学会・地域での摂食嚥下リハビリテーションの実践

地域・病院での摂食嚥下リハビリの症例・体制の紹介(森氏)
歯科衛生士・言語聴覚士による徹底した多職種連携と教育
在宅と病院における嚥下障害対策の実践の違い
肺炎発症リスクと栄養・口腔衛生との関連をデータで解説
リハの成果確認、反省会で症例検討(院内肺炎減少を目指す)

オーラルフレイル・高齢者の嚥下障害対策

オーラルフレイル診断法(OF5・EAT-10など質問紙)
筋力トレー舌骨上筋群・表情筋など)の意義と訓練方法、認知症患者への工夫
歯数のみでなく、口腔や嚥下機能相互への視点
院内外での訓練手技・自宅での評価と実践方法の共有

新規医療インシデント報告支援AIシステムの紹介(坂東氏)

医療インシデント情報をAIで解析・類例抽出し、報告書作成をサポート
日本語ヒアリハットBERTの開発と活用事例の発表
院内・他院データベースを活用し個人PC端末上で安全に情報参照
使い手のポジションと知識に応じたキーワード・テーマ絞り込み機能
実際の医療現場での活用と今後の拡張性

食事体験シミュレーションデバイスの開発(見目先生)

嚥下障害者、および障害児向けの五感刺激型トレーニングシステム「ミラッジオ」
咀嚼音を振動に変換し、動画・香料を利用し咀嚼や飲み込みの訓練を安全に実施
実験で唾液分泌促進・筋力強化、かつ誤嚥性肺炎リスク低減を検証
高齢者・障害児のQOL向上と今後の臨床応用の計画

ネットワーク形成と学際的情報交流

サイエンスカフェ参加者を核とした院内・学会・地域連携の促進
顎顔面インプラント、補綴学会との相互協力や合同企画の提案
次回1月5日開催予定、情報共有と新規参加者・アイデアの積極的募集

総括・今後の方針

嚥下障害、オーラルフレイルへの対応は多職種連携が必須
AI・デバイス・教育など新技術の積極的導入と現場連携の深化
各専門家の知見と新たな実践・研究成果をサイエンスカフェで共有・発展させることを確認

次回開催

2026年1月5日(月)19:00~ 開催予定
各自、研究・臨床現場での提案や新規企画、アイデアを持ち寄ること